はじめましてねんちょうさん⑧

公開日: 2026年2月2日月曜日

  こんにちは。生活科の芦原です。

 年長さんと初めて関わる中で、考えなければいけないことがあったことをお伝えしました。 その後の子どもたちの姿をお伝えします。


 子どもたちは「年長さんと友達になりたい、仲よくなりたい」と考えていたものの、実際の活動の場面になると、自分たちのことを優先してしまったり決めつけてしまったりすることがあったのだと思います。

 前回の交流で、むつきさんたちの班では迷路を作って幼稚園に持って行っていました。「年長さんは、簡単なものがいいだろう」と予想してそのように作っていったところ、遊んだ年長さんから「たのしくない」と言われたそうでした。


むつき:ぼくは、たのしかったか聞いたら「たのしくない」って言われて、理由を聞いたらちょっとなんか「簡単過ぎてつまらないから」って…

C:そういうことあるの?

CC:似てるー!

CC:簡単だったら途中でつまんなくなる。

T:ちなみに、どんな迷路か今見せられる?

(同じグループのまなみさんが取りに行く。)

まなみ:すぐこんな感じで壊れるし、ここだけしか行き止まりがないから…ちょっと難し過ぎたらダメだから簡単にしてたら(年長さんが)簡単そうにしてて、最後に「どうだった?」って聞いたら「ちょっと簡単すぎた」って言われたから、今度は難しいのとか二人が喜びそうなことをしようと思います。

CC:あぁー。

いっせい:だから、ちょっとだけ難しいやつがいい。

T:まなみさんたちは「年長さんは簡単なのがいい」と思っていた。でも、実際には違った。


 むつきさんやまなみさんたちは、自分の予想と実際の年長さんの反応が違ったことで「あれ?じゃあ、どうしよう」と立ち止まることになったようでした。

 また、子どもたちの中には「年長さんの代わりにやってあげるのがいい」と考えている子どももいました。大人からするとたった1歳違いですが、子どもたちにとっては大きな違いであり「自分たちはお兄さん・お姉さんなんだ」という意識があるのだと思います。ですので「やってあげたい」という気持ちがあるのは当たり前のことだと捉えています。しかし「心配だからさせない。危ないからさせない。代わりにやってあげる」といった姿が多くあったので、一度交流の目的に戻ってみることにしました。

 T:みんなさ、何のために年長さんといっしょに活動しているの?

CC:友達になるため!仲よくなるため!

 T:そうなんだよね。でも、みんな「何でもやってあげる」みたいなこと言ってなかった?

CC:あ…年長さんがたのしめるように「自分たちで全部しなきゃ」って思ってた!

りおん:それって年長さんのためにならないと思う。「1年生がやってくれるからしなくていい」ってなったら、普段もそうなるかもしれない。

はるひ:年長さんは、子ども扱いされて嫌な気分だと思います。まるで(ぼくたちが)お母さんみたいっていうか。

CC:えー!赤ちゃんのお世話みたい。

T:みんなだったらどう?6年生から「いいよ、しなくて。できないからやってあげるよ」って言われたら。

CC:えー、やだー!自分でできるのに!

たいし:(積み上げに時間がかかった紙コップの的あても)年長さんといっしょにすればいいんじゃない?(遊ぶときの)準備は大変かもしれないけれど、でもたのしいと思う。

そうし:いっしょにするとたのしい。でも(いっしょに)しないとつまんないと思う。

 

 今まで「年長さんは難しいことが苦手。簡単な方がいい」「年長さんの代わりにやってあげた方がいい」という考えをもっていた子どもたちですが、この時間をきっかけに、「年長さんといっしょにやる」ということを考えるようになっていきました。









 


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