だいず大プロジェクト⑫~自分たちで作ってみよう!~
公開日: 2024年4月26日金曜日
こんにちは。生活科の芦原です。
すっかり間が空いてしまったのですが…「だいず大プロジェクト」の最終回をお伝えしようと思います。
前回、「少ない大豆で何を作るか?」みんなで考えた結果、「おからドーナツきなこがけ」をすることになったとお伝えしました。といっても「おからはどうやって作る?」「きなこはどうやって作る?」と、みんな分からない状態でした。そこで、本やタブレットでそれぞれが必要な材料や道具、手順を調べました。しかし、家庭科室にはない道具が書かれていたり、1年生にとっては難しかったりと、引っかかるところがいくつもありました。ない道具は別のもので代用したり、家族に頼んで貸してもらうことにしたりと、色々考えて準備を進めていきました。(家で予行練習をした子どももいました!私もしました。)
今回、2日に分けて行いました。1日目の午後に豆乳づくりときなこづくり、2日目の午前中を使ってドーナツづくりをしました。実際にやってみると、子どもたちが「簡単ですぐに終わるはず」と予想していた、きなこづくりにものすごく時間がかかりました。ほとんどのレシピには「炒った大豆をフードミルにかける」とかいてあったのですが、本校の家庭科室にミルはありません。そのため、すり鉢とすりこぎを使って粉にしていきました。すってもすっても細かくならず、当日の朝早めに登校して作業をする子どもたちもいました。きなこづくりは、ドーナツが出来上がる直前まで続けました。
たくさんの工程を経て、二日がかりでようやく完成しました。出来上がったドーナツを食べ、子どもたちは「おいしい!」と大喜びでした。
後日、改めて振り返りをしたのですが、以下のような振り返りが見られました。
たいよう:「かいじまさん(味噌の製造)やごとうさん(豆腐の製造)もそれだけたいへんなんだなとおもいました。」
しろう:「ぜんぶのたべものがすぐにはたべられないし、そのままじゃたべられないときづきました。いままで、そんなことは一どもかんがたことがありませんでした。」
と、以前お世話になった大豆の製造業の方のことを思い出したり、実際に栽培から調理・加工まですることを通して、食べ物ができるまでの大変さを感じていたりする様子がありました。また、種まきから自分たちで作って食べるまで半年以上かかったことから「こんなに頑張ったんだぁ…」と実感する様子もありました。かずよしくんは、このような振り返りを書いていました。
かずよし:「(6月の学級活動で行った)みそづくりは、よういされたもののしあげをしただけでした。でも(今回は)さいしょからさいご(栽培から加工・調理)までして、まえよりもむずかしくなりました。ぼくはすごくかわったとおもいます。だいずはかせになれたとおもいます。」
かずよしくんは積極的に発言するタイプではないのですが、約半年間取り組み、その中で様々なことを学んだり考えたりしたことで、自分自身が「すごくかわった=成長した」と捉えているようでした。そういう風に考えていたのだと知り、私も嬉しく感じました。
これで「だいず大プロジェクト」についてのお話を終わります。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
ちなみに…今年度も1年生の担任です。子どもたちといっしょにわくわくすることを見付けていきたいと思います!
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