ねんちょうさんとなかよし大さくせん!⑮
公開日: 2025年1月4日土曜日
あけましておめでとうございます。生活科の芦原です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
私事ですが、私には生後10ヵ月の甥っ子がおります。甥っ子は、生まれて初めての正月を迎えているところです。1年前にはお腹の中にいた子が、つかまり立ちをしたり気に入った遊びを繰り返したりしている様子を見ると、子どもの成長の早さを実感します。
さて、前回は「リピート(年長さんが何回も遊ぶくらいたのしい)を目指そう」ということになったことをお伝えしました。今回は、お祭り(わく・ドキまつり)本番の様子についてお伝えしようと思います。
「何回もやりたくなるようなたのしさ」を目指して、子どもたちは遊びを改良していきました。
みわこさんたちのグループは、これまでの迷路をバージョンアップし、3段迷路をつくっていました。また、2回目の「お試し」のとき、「呼ばなくても年長さんがたくさん来てくれた!」と言っていたまさとさんたちのグループは、隠しルートがある新たな迷路をつくっていまいた。
子どもたちの振り返りを読むと、年長さんによって反応の違い(難しい・簡単)があったことが難しかったようでしたが、「リピートしてもらえた!」「『これ、たのしかったよ』と言って、年長さんが他の年長さんを連れてきた」「行列ができるほどたくさん来てもらえた!」といった内容が多く見られました。
(ちなみに、子どもたちの用意した遊びを見た年長さんたちは「あ、変わってる」と言っていたそうです。年長さんもそれだけよく見ていたし、子どもたちもたくさん工夫を重ねた結果なんだろうと思います。)
子どもたちに「最初はどんなだったか覚えてる?」と尋ね、「ほとんど全員がマラカスをつくっていた」ということを思い出しました。すると、まなみさんが「何も考えてなかった」と発言しました。そして、つくり始めたとき自分がどんなことを考えていたのか、大さくせんノートをめくって読み始めました。もちろん、まったく何も考えていなかった訳ではないのですが、そのときは自分がつくりたいもの=年長さんもたのしいと考えていたり、年長さんのことを考えているようで考えていなかったりしたのではないかと思います。
秋の遊びがここまで変化したのも、子どもたちは「遊びを通して年長さんを見ていた」からに他ならないと思います。実際に会えるのは月2回程度ですが、やはり子どもたちの中には年長さんがいるのだと強く感じました。
秋の遊びについての単元はここまでですが、冬休み明けからは新しい単元に入る予定です。2月14日に行われる本校の研究発表会でも、その単元で授業をします。単元に入りましたら、ブログを更新いたします。
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