もうすぐ2ねんせい⑤~ねんちょうさんとなかよしミッション!~

公開日: 2026年2月12日木曜日

  こんにちは。 生活科の芦原です。

 年長さんと交流をしたその続きから、今回はお伝えしたいと思います。

 交流後の子どもたちのノートの記述では、「うまくいったこととうまくいかなかったことが混ざっている」と感じている子どもたちが見られた一方で、目的や活動内容からずれているにも関わらず、年長さんの「たのしかった」という言葉を聞いて満足している子どもたちが見られました。「たのしい」のであれば何でもいいのか。一度、立ち止まって考える必要があると思いました。

 最初に、交流での手応えを尋ねてみました。

 T:みんなが色々考えた学校探検とか給食のこととかしてみたと思うけれど、昨日、みんなとしてはどうだった?

CC:なんか、まだ分かんないことがある。

  できたところとできなかったところがある。

  悪いところとか。

T:なんか今の感じだと、「できたー!」じゃなくてできたところとできてないところが混ざっている感じがするってこと?ちなみにまりのさんは?

まりの:だって、聞かれたときにまず知らないことだったから…「このエレベーターって何?」って年長さんが聞いて、(同じグループの)ひろしさんは「このエレベーターは先生しか乗っちゃダメだから、ダメ」って言ったから、「本当にそれでいいのかな?」って私は思っていて…

T:聞かれたことに「ダメ」って言って、答えを返してない。それでよかったのかなってこと?

まりの:(うなずく)

 まりのさんの発言以外にも、「年長さんが理科室に行きたがっていたのに、行けずに終わってしまった」「先生に会う予定だったのにできなかった」といったことが「うまくいかなかったこと」として出てきました。

 その後、子どもたちが知りたがっていた年長さんの振り返りを伝えることにしました。

T:昨日さ、年長さんは幼稚園に帰ってから振り返りをするってお話ししたよね?

 みんなが帰ってから、夕方にひかる先生が振り返りを伝えに来てくれました。

CC:えっ?

T:でね、年長さんたちの一番多かった振り返りが…たのしかったんだって。

CC:えーーーっ!?(歓声)

  よし!!

T:どんなことがたのしかったかと言うと、外で鬼ごっこをしたことがたのしかったんだって。

C:ちょっと違う…

T:鬼ごっこしたり、滑り台滑ったりしたことがたのしかったって。

 みんな違うの?年長さんが「たのしかった」って言ってくれてよかったんじゃないの?

まりの:よかった。

ひろし:え?でも、なんか嫌。

たいし:学校探検とかがたのしくなかったら意味がない。

えいた:全然よくない。

まなみ:「遊びでたのしい」は嫌だな…

T:今、みんなは「えー」って言っていたけれど、もちろんね「色んなお部屋に行ってたのしかった」とか「クイズに答えられてたのしかった」という人たちもいるんだよ。でもね、「外で遊んでたのしかった」が一番多かったんだって。

たいし:ぼくは「遊びでたのしい」じゃなくて「学校探検でたのしい」と思ってほしかった。

C:おなじー!

まなみ:私もー!

T:学校のことでたのしいと思ってほしかった。何で「学校探検でたのしかった」の方がいいの?「運動場でたのしかった」じゃなくて。

ひろし:(運動場で遊んだのは)おまけの遊びだったから…

たいし:たのしみながら学校のことをいっぱい知ってほしかったのに、遊びの方がたのしかったから…

T:もしかしてさ、みんなこれを言いたいの?(ドキュメンテーションを指す)今、何のために「なかよしミッション」やってるの?

CC:学校のことが好きになってほしい!

 わくわくが増えるように。

まなみ:たのしかったはいいんだけど…遊ぶのがたのしいじゃなくて。

T:たのしいはよかったけれど、たのしいの中身が違うってこと?

CC:なんか、そう。

たいし:遊びじゃなくて学校探検の。

T:ていうことは、みんなは「たのしめればいい」ということではなくて、学校に入ってからもわくわくが増えるといい。「学校ってこんなにたのしいんだ、こんなにおもしろいんだ」とか「早く1年生なりたい」みたいなわくわくが増えるためだから、ただ外で遊んでたのしいんじゃないんだ。滑り台滑ったとか。

ちとせ:それは幼稚園でもできるよー。

T:じゃあさ、みんなが学校探検のこととか給食のこととか準備してきたけれど、何で年長さんは「外遊びがたのしい」ってなったんだろう?

CC:外遊びが好きだから?

まなみ:私たちが何かを間違っていたのかなって。

T:どういうこと?何かを間違っていたって。

まなみ:年長さんがもっとたのしくなるように、1年生はやり方を変えた方がいい。

そうし:もうちょっとたのしい方がいい。

えいた:確かに!やり方を変えた方がいい。

まなみ:最後は(3月は)とびっきりたのしいことをして、学校のことをたのしく教えたい。

T:じゃあ、まなみさんとしては、(自分たちが)準備してきたことの方をちゃんと見た方がいいってこと?

たいし:でも、どうやってしたら…

 確かに年長さんたちは外遊びが好きですし、年長さんがたのしそうにしていたり喜んでいたりすると、うれしくなる気持ちはよく分かります。しかし、あくまで子どもたちには「年長さんが、小学校がたのしみになってほしい」「入学してからもわくわくが増えていってほしい」という目的があります。そのことを再度、確認する時間となりました。 

 (14(土)の研究発表会では、この続きから授業をする予定です。)










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