ねんちょうさんとなかよし大さくせん!~もうすぐ2年生~⑩

公開日: 2025年5月1日木曜日

 こんにちは。生活科の芦原です。

「年長さんに小学校のことを体験してもらいたい」と考え、子どもたちは準備を進めていきました。今回は、1年生体験の様子についてお伝えしようと思います。

 

 当日は、年長さんがやってみたいチームを自分で選んで行き、そこで実際にやってみるという形で行いました。

 給食チームは、実際にエプロンに着替えてもらい、並んで給食センターまで道具を取りに行き(自分たちが作ったり用意した道具です)、よそったり配ったりするということをしていました。

 

 掃除チームは、机を運ぶ、床を雑巾で拭く、靴箱をほうきで掃くといったことをやっていました。



 登下校チームは、通学かばんを背負ってもらい、正門を出て道路を歩いたり横断歩道を渡ったりすることをしていました。

 

 全体的にはにこにこしている年長さんが多かったのですが、真剣な表情で取り組んだり「またやりたい!」と言って、何回もやってみる姿も見られました。

 年長さんにとってはあっという間の時間だったようで、「そろそろ終わりだよ」という声をかけると、「え、もう終わり!?給食食べて帰らないの!?」とびっくりした様子でした。

 最後に年長さんに感想を聞いてみると、

「掃除が楽しかった。すっきりして嬉しかった。」

「(給食チームの)大きいおかずをつぐのが楽しかった。」

「お玉がちょっと重かったけれど、ずっとやりたいと思った。」

 といった声が聞かれました。

 年長さんが帰った後、1年生だけで振り返りを行いました。全体的には笑顔が多かったという声がありましたが、「もっとこうしたらよかった」という意見も出ました。

 例えば、登下校チームは、年長さんたちがたくさんやって来て順番待ちをしていたのもあり、「帰る準備をして、かばんに教科書を入れて水筒も持って道路を歩く」というのがじっくりできなかったようでした。ちとせさんは「本当は、準備からしてもらいたかったけれど、待ってる人にかばんを渡してどんどん交代することになっちゃった」と、言っていました。

 また、係・当番チームは、「最初、黒板係のことばっかりしていたから、もっと別の係のこともやればよかった」「りいなちゃんが、日直の仕事をやったときに『今月の歌』を歌ったらにこにこになったから、早くからやるともっとにこにこだったかもしれない」といったことを言っていました。

 「うまくいった」「もう少しできることがあった」という思いはそれぞれあったようでしたが、年長さんに小学校の体験をしてもらったことは、1年生の子どもたちにとっても有意義なものとなったようでした。


 

 


 


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