ねんちょうさんとなかよし大さくせん!③

公開日: 2024年11月13日水曜日

  こんにちは。生活科の芦原です。

 前回は、初めて年長さんと交流したことをお伝えしました。

 子どもたちと振り返りを行ったところ、楽しかった反面「自分から声をかけられなかった」「実はどうすればいいか困っていた」という声が上がりました。そこで、年長さんと1年生が混ざったグループを作ることにしました。(1年生が2人、年長さんが2人~3人の4~5人の編成です。)また、反省も踏まえて「自分から誘う、声をかける」ことを頑張ろうという意見も出ました。

 次回の交流に向けて、子どもたちは同じグループの友達といっしょに何をするか考えたり準備を進めたりしていきました。折り紙、紙コップや紙皿を使った工作などを考えている子どもたちが多く見られました。自分たちが図工でやったことがあるもの、あるいはこれまでにやって楽しかったことを「また、やりたい」と考えているようでした。ノートには当日やりたいことの候補がたくさん書かれていました。

 そして、2回目の交流の日となりました。初めてのグループでの活動では、子どもたちが用意した材料や道具を使って遊ぶ様子がありました。しかし、グループによって大きな差が見られました。お手本を示しながら、作り方を教えているグループ、材料は持ってきたものの中々進まないグループ、年長さんが見ているだけになっているグループ…特に園庭に出てからは、年長さんそっちのけで自分が使いたい遊具に向かって走って行く子どもの姿もありました。

            「クリップをこんな形にするんだよ」と教える姿

           折り紙を持ってきたものの…中々進まないグループ

 帰る前にみんなで集まったときに、年長担任の先生から「ゆりのちゃん、言いたいことがあるんだよね?自分で言える?」という発言がありました。「うん」とうなずいて立ったゆりのちゃんは小さな声で話しました。先生が代わっておっしゃった内容は…


「途中まではよかったけれど、あとからあまり楽しくなかった」という言葉でした。

 

 子どもたちにとって「楽しくなかった」という言葉は思いがけないものでした。

 

 

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