ねんちょうさんとなかよし大さくせん!⑤

公開日: 2024年11月16日土曜日

  こんにちは。生活科の芦原です。

 前回、年長さんから言われた「あまり楽しくなかった」という言葉をきっかけに、子どもたちが「どうするといいか」考えたことをお伝えしました。今回は、その後にあった交流についてお伝えします。

 前回の交流では、自分だけ楽しんだり年長さんをほったらかしにしてしまったりと、課題が見られました。今回の交流では、すぐに年長さんの方に行き「ねえ、何がしたい?」と尋ねる様子がたくさんありました。

 子どもたちの活動の様子を見ていると…


 1年生と年長さんがいっしょになって遊ぶ姿が前回よりも多く見られました。中には、「ねぇ、〇〇ちゃん来て!」と年長さんの方から1年生を呼んで、自分が育てている虫を紹介する様子もありました。

 ちなみに、前回「あまり楽しくなかった」と言われてしまったひとみさんたちのグループは、途中でひろしくんと年長さんのけんごくんがいなくなって困るということがありましたが…「ひろしくんたちどこに行ったんだよー」と言いながら、ゆりのちゃんとえりちゃんのそばを片時も離れないひとみさんの姿がありました。

 いっしょにホッピングで遊んでいる場面では…


ゆりの:見てて(しかし、ホッピングからすぐに落ちてしまう)

ひとみ:大丈夫?

ひろし:(ホッピングのお手本を見せる。何回もジャンプしながら前に進む)

けんご:(ホッピングになかなか乗れない)何で?どうやってそうすんの?どうやって前に行ったりとかすんの?

ひろし:竹馬みたいに(跳ぶまねをする)竹馬できない人?

けんご:竹馬できる。

えり:竹馬できる!

ゆりの:私、竹馬できる!

ひとみ:じゃあ、竹馬する?

年長3人:(並んでホッピングをする。えりちゃんがしりもちをつく)

ひろし・ひとみ:大丈夫!?(すぐにえりちゃんに駆け寄る)

ひとみ:(えりちゃんのお尻についた汚れをはたいて落とす)

と、前回とはまったく違う関わりの姿がありました。

 活動後、全員で集まったときには、他のグループのまゆこさんが「先生、多分、ゆりのちゃん楽しかったと思うよ。だって笑顔だったもん」と私に声をかけてきました。違うグループの子どもが、前回「楽しくなかった」と感じていた年長さんのことを気にかけていたことが嬉しかったです。

 「ルーレットを作っていたら年長さんをほったらかしになったから、やめることにした」と言っていたひなこさんのグループでは、紙コップを使った工作をしていたようでした。年長さんが作品を持っていたので、「それ作ったの?」と尋ねると「ゆいとくんといっしょに作った」という答えが返ってきました。それを聞いたゆいとくんは「テレビでやってたから、作り方を覚えてきた」と言いました。今回のために作り方を覚え、材料も準備してきたゆいとくんの姿もとてもすてきだなと感じました。

 帰る前にはグループみんなで抱き合ったり最後までタッチをし続けたりと、充実した時間を過ごすことができたようでした。

 


 

 


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