だいず大プロジェクト⑤~味噌のでき方~
公開日: 2023年11月8日水曜日
生活科の芦原です。前回、「味噌先生に会いに行こう」ということで池田屋醸造に行き、お話を伺ったり質問に答えていただいたりしたことをお伝えしました。今回は、その続きをお伝えします。
T:この前、久しぶりに味噌先生にお会いしましたね。どんなお話聞いてきたか覚えてる?
C:味噌の作り方とか!麹とか!発酵とか!かび、かび!
T:じゃあ、味噌先生にお話を聞いて、もうバッチリかな?
C:全然!
えいしん:まだ「だいずしょしんしゃ」だよ!
T:この前、お話聞いて終わっていたから、みんなが「うーん」とか分からないことや気になることとか調べていこうか。
というわけで、子どもたちが気になっていた麹のことや味噌の種類のことなど、気になっていることを調べることにしました。それぞれ、ペアやグループ、個人で調べ始めました。
じゅんな:先生、なんかえいしんくんが全国の味噌の種類がのったやつを見つけたよ。
T:え?何それ、ちょっと見せて。
えいしん:なんか、江戸甘味噌とか北海道味噌とかある。
T:本当だね。いっぱいある。
えいしん:この味噌は真っ黒なんだよね。こんなの見たことない。
T:すごいね。こんな味噌見たことないね。
じゅんな:なんか九州の方は白っぽい味噌で、寒いところは黒い味噌になってる。
そんな風に、本やタブレットなどを使いながら調べていく様子が見られました。
T:こんなこと調べたとか「分かったよ」とかある?
そうた:ぼくは、麹の作り方を調べました。
T:どんな風に作るの?
そうた:米を蒸して、麹菌をまんべんなく混ぜて、麹室(こうじむろ)に入れて発酵させる。
C:おお、発酵!
C:麹室って何だろう?
C:確かにー!
C:機械じゃない?
みお:あのー、味噌先生も言ってたけれど、発酵させるときは違うお部屋で発酵させるから、なんか、そういう名前のお部屋があると思う。
C:あぁー、そっかー。
T:じゃあ麹室ってそういう専用のお部屋じゃないかってこと?
そうた:そして、約2日間寝かせると、出来上がる。
C:2日?長くない?48時間でしょ?
そうし:めっちゃ長い。
T:寝かせるって何だろう?
C:置いとく!何もしない!触らない!放っておく!
さら:立てないで「寝かせる」
そうし:分かった!味噌作ったときにさ、パタンて倒して、次の日になったらまた向き変えてさ。(味噌のお世話の「毎日天地をひっくり返す」ことを思い出したようです)
C:あー、そうかも!
T:味噌の種類を調べた人もいるんだよね。
えいしん:なんかー、めっちゃ黒い味噌とかあって…(画像をテレビに映す)
かんた:うっわ!黒っ!
すみれ:味噌じゃなーい!
みつき:醤油みたい!
C:赤っぽいのもある!オレンジのもある!
えいしん:他に、秋田味噌とか仙台味噌とか…
そうし:世界にはどれくらいの種類の味噌があるんだろうね。
じゅんな:なんか中国にあるみたい。
C:えー?そうなの?
これ以外にも興味があると思いますが、このときは大豆を味噌へと変身させる麹について疑問が出てきたり、普段食べている白っぽい味噌とは違って黒い味噌やオレンジっぽい味噌など自分たちが見たこともない味噌があることに興味をもったりしていました。終わった後に「先生、麹室ってサウナみたいな部屋なんじゃないかと思う」とか「黒い味噌は、黒い大豆を使ってるからその色になるんじゃないかと思う」と、自分の考えを伝えに来る子どもたちもいました。
次回へ続きます。
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