だいず大プロジェクト④~会いに行こう!~

公開日: 2023年11月7日火曜日

  生活科の芦原です。前回は、大豆が色々な食品になっていることを目の当たりにし、「どうやって作られているのか」が気になっている子どもたちの様子をお伝えしました。今回は、その後の様子についてお伝えします。

T:大豆って色々なものに変身してたよね?

C:納豆!きなこ!味噌!醤油!あげ!豆腐!がんもどき!おから!湯葉!豆乳!

T:いっぱいあるよね。でもさ、みんなは作り方が分からないんでしょ?「食べたい」と思っているけれど、どうやっていいか分からないんだよね?

 ちなみに、子どもたちは「だいずはかせ」になることを目指しています。「だいずはかせ」とは、大豆について「めちゃくちゃ詳しい」「すぐに答えられる」「何でも知っている」人です。だから、育て方も加工や調理の仕方も食べることも知っておかねばなりません。(今はまだ「だいずしょしんしゃ🔰」だそうです。)そんな子どもたちにとって「作り方が分からない」は、「だいずはかせ」から遠のくことを意味しますし、「食べたい」という願いも実現できません。

すみれ:え?分かるよ!味噌なら作れるよ!だって、みんなで味噌作ったし、私は幼稚園の頃も作ったことあるもん。

C:あー、そうだ!

ひでたか:作った!作った!

じゅんな:でも、それ用意してもらったから、自分で作ったわけじゃないよ。大豆からじゃなかったし。

さな:味噌先生が用意してくれたから、私たちは教えられたとおりに作っただけ。味噌先生が作ったようなもの。

T:じゃあ、自分たちの力では作ってないってことなんだね。

C:そう。

さな:半分しか作ってない。

T:どうする?

C:もう1回会いに行く。味噌先生に。作り方とか聞く。

T:そっか。じゃあ味噌先生のところに行ってみようか。

 そういうわけで、味噌先生がいらっしゃる池田屋醸造に行くことにしました。



 味噌先生こと塩津さんから味噌づくりのことや味噌づくりに欠かせない麹のこと、味噌の種類など様々なことをお聞きしました。味噌ができるまでにたくさんの時間がかかること(まず、大豆を水に10~15時間つけて、そのあと3~4時間かけてゆでる)も驚きだったようです。確かに、以前みんなで味噌を作ったときには、そんな作業があるとはまったく気付いていませんでした。また、子どもたちは麹が印象に残ったようです。麹は日本の国の菌である「国菌」であることを伝えられると、「すごーい!」と声が上がりました。
 その日の振り返りには「いいかびと悪いかびがあって、麹はいいかびなんだ」「麹のおかげで味噌が腐らないってすごい」「麹がいい働きをするんだ」と、書いている子どもたちが多くいました。
 次回へ続きます。
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