だいず大プロジェクト⑥~味噌屋さんに行ってみよう~

公開日: 2023年11月20日月曜日

  生活科の芦原です。前回から間が空いてしましました。

 前回、味噌先生にお会いした後、味噌についてさらに気になることを調べた様子についてお伝えしました。今回は、別の味噌屋さんに行ったことをお伝えします。

 私たちが伺ったのは、中央区迎町にある「貝島商店」というところです。(熊本で唯一、木桶を使って味噌の仕込みをされています。木桶について色々とお伝えしたいのですが…ここでは割愛します。)当日は、味噌の仕込みの日ではなかったために、事前に仕込みの様子を撮影させていただきました。子どもたちは事前にその映像を見た上で、当日訪問しました。

       

    仕込みの日。2階で機械を使って材料を混ぜ合わせ、1階にある木桶に落として入れていきます。
     この中に職人さんが長靴を履いて入り、ショベルと足を使って空気を抜いくそうです。

 事務所のすぐ横に作業場があるのですが、着くと同時に「でっかーい」と、子どもたちはびっくりしていました。中に入り、代表である貝嶋さんに味噌の作り方や味噌の種類などを説明していただきました。

 

 「これ、見たやつだ!」と大きな機械を見て喜んでいましたが、映像で見た「大豆を触ってまた戻す」という気になる職人さんの行動を思い出し、質問する子どもがいました。

おん:(映像で見た)大豆を触っていたのは何でですか?悪い大豆があるから?

職人さん:それもあるけれど、あれは大豆の固さを確かめてます。自分は「耳たぶくらいの   硬さがいい」と教わりました。

C:え?耳たぶ!?(思わず、みんな自分の耳たぶを触る)やわーい!

 子どもたちは「悪い大豆を取り除いている」「ばらばらになっているからならべている」などと予想していたのですが、「硬さを確かめている」とは思わなかったようです。その他にも、職人さんに質問したり確かめたりする姿がありました。

 みんなで木桶のある部屋に入り、実際に木桶を触らせていただきました。プラスチックのような容器と木桶を比べてみると、プラスチック製の方は冷たいのですが木桶は温かく感じました。(木の方が温度変化が少ないため、味噌への影響も少なくなります。麹が働きやすいといえるかと思います。)また、木桶は余計な水分を底から出してくれるそうです。(ちなみに、この中には2400~2500㎏の味噌が入るそうです。)

 最後に、地域の味噌の食べ比べ(九州では一般的な麦味噌、熟成させた麦味噌、新潟の米味噌、豆味噌(八丁味噌)の4種類)をさせていただいたのですが、味噌によって全然味が違いました。(個人的には、米味噌がものすごくしょっぱく感じました)「色が黒いと味も濃くなる」ということは知っていた子どもたちでしたが、実際に食べてみて実感したようでした。

 後日、伺ったお話を整理する時間を取ったのですが、貝嶋さんがおっしゃった「作っているよりも掃除する時間の方が長い」という言葉に引っかかった子どもたちがいました。その掃除というのも、「職人さんが機械の中に入って洗う」という大がかりなものです。気になっているのはまだ一部の子どもたちだけですが、どのように考えていくのか楽しみです。

次回へ続きます。






 




 





 


  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A

0 件のコメント :

コメントを投稿