だいず大プロジェクト⑦~豆腐屋さんのお話~

公開日: 2023年11月29日水曜日

 こんにちは。生活科の芦原です。前回、貝島商店という味噌屋さんにお邪魔したお話をしました。今回は、その続きからご紹介しようと思います。

 貝島商店を訪問した1週間後に、内田安喜商店(豆腐製造)の代表である後藤さんに来ていただきました。子どもたちは「大豆を使って商品を使っている人たちに会いたい」という思いをもっており「豆腐屋さんにも会いたい!」と言っていました。(本当はみんなで伺いたかったのですが、手段がなく断念しました…その代わり、後藤さんが来てくださいました。)「実際に作っている方に話が聞ける」ということは、子どもたちにとって毎回すごく嬉しいことのようです。

 

 まず、豆腐の歴史について教えていただきました。豆腐は約1300年前に中国から伝わってきたこと、昔は出来上がって2時間以内に食べなければいけなかったこと、とても高価だったことなどを知り、子どもたちはとても驚いていました。次に、後藤さんのお店でされている豆腐の作り方についてお話がありました。天気や気温によって大豆の水の吸い方が違うために「毎日計算している」こと、「国産大豆を使っている」こと(ちなみ国産を使われいるお豆腐屋さんは全体の約25パーセントだそうです)、「消泡剤(豆乳に発生する泡を消す粉のようなもの)を使っていないこと」「本物のにがりを使っていること」を伺いました。また、木綿や絹ごしなどの豆腐の種類によって豆乳の濃度を変えており、その濃度も他社よりも高いとのことでした。

 子どもたちは(私もですが)初めて知ることばかりでした。そして、後藤さんがされていることやあえてされていないことに興味をもっているようでした。その日のふりかえりを読むと、こんなことを書いている子どもたちがいました。

しろう:ぼくもどうしてあわをなくせるこなをつかわないのかがなぞです。手であわをなくすよりこなをつかったほうがはやいのかなーとおもいました。

あん:きょうは、ごとうさんがきました。ごとうさんがしゃべったとき「ほかのとうふのところとはつくりかたがちがうよ」といっていました。かいしゃで、(豆乳の濃度が)なんパーセントちがうなんておもいもしませんでした。

そうし:ぼくは、きょうこんなこともわかりました。みんながいっていたのは、天きにあわせてけいさん(すること)がめちゃくちゃかんがえているといっていました。そしてぼくは、そうだったら「しょうゆとかもきをつけてけいさんしていたんじゃない」とおもいました。

 

 そうしくんは、後藤さんが「(大豆の水の吸い方が毎日違うので)毎日計算している」とおっしゃったことを「他の大豆製品を作っている方も、気を付けていることや計算してめちゃくちゃ考えていることがあるのではないか」と、考えを広げていました。

 子どもたちは、作り方から「工夫や努力」へも段々と目が向いてきているようです。次回へ続きます。











 

 

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