ねんちょうさんとなかよし大さくせん!⑥
公開日: 2024年11月17日日曜日
こんにちは。生活科の芦原です。
前回、子どもたちなりに考えて交流をした結果、充実した時間になったということをお伝えしました。(子どもたちは「やりたいことを聞いてみる」「こちらから提案してみる」「年長さんを一人ぼっちにしない」といったことを意識していたようでした。)
幼稚園の先生方ともいっしょに振り返りをしたのですが、年長さんからは「前よりも楽しかった!」という声が多く上がったそうです。ゆりのちゃんも「(1年生が)考えてくれていた」と感じていたようです。
交流の翌日、みんなで振り返りをしました。
よかった点としていっぱい遊べた、年長さんの好きなことが分かった、いっしょに遊んで喜んでもらえたといったことが挙げられました。一方で困ったこともあったようで…
えりな:えいしくんが虫取りが好きなことは分かったんですけど、最後、おにごっこができなくて不機嫌になって…
えいと:缶蹴りをしようとしたらたくさんのグループが来て、どんどん来るから自分のグループが分からなくなって、ルールを説明しないといけないから何回も説明してたら、(自分のグループの年長さんに)「ルールばっかり」って言われて困りました。
T:そっか、みんなが来るから「説明しなきゃ」って思って説明してたら、そんな風になったんだ。
なごみ:工作をして遊ぼうとしたら、他のグループのまほちゃんが来て「作りたい」って言われたんだけど、材料はあったんだけどいっしょにやっていいのか分かんなくて困りました。
T:その場面、先生も見ていたけれど、時間ギリギリのときに来たよね。それで、なごみさんたちは?
なごみ:だから、(まほちゃんのグループの)ゆいなさんに「紙コップないの?」って聞いたら「こうたくんが持ってるけれど、こうたくんがあげないとか…」
T:結局、よく分からなくなって終わったの?
まゆこ:私たちのグループの年長さんは、「他のグループに入りたい」「そこがいい!」って言ったから「自分たちのグループでやろう」って言ったら、「やだ!」って言われて一人で行っちゃいました。
気が付いたらバラバラに…これらの他にも、年長さんのやりたいことが違ったり、グループの中で男の子チームと女の子チームに分かれてしまったりしたことが「みんなが困っていること」としてあげられました。(「グループ内で分かれてしまうこと=2・2」という名前が付けられました)また、1年生の子どもたちも勝手にどこかに行ってしまうことがあり、「そんなことをしていたら、探すのに時間がかかって遊べなくなる」「仲よくなる時間が少なくなる」といった発言がありました。
さやこさんの「今までルールとか全然決めてなかったから、ちゃんと決めた方がいいと思う」いう提案をきっかけに、みんなで守るルールを考えることになりました。そして、そのルールは「年長さんにも知って欲しい」ということで、幼稚園の先生や年長さんに伝えてみることにしました。
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