だいず大プロジェクト⑧~なんでわざわざするの?~

公開日: 2024年1月13日土曜日

 新年が始まり10日ほどが経ちました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。間がかなり空いてしまい、申し訳ありません。

 前回、内田安喜商店の後藤さんから話を伺ったことをお伝えしました。その後、お話を振り返る時間を取りました。子どもたちは、後藤さんの「国産大豆を使っている」「泡を消す薬(消泡剤)を使っていない」「本物のにがりを使っている」といった言葉に引っかかっていました。例えば、消泡剤を使わないと豆乳に大量の泡が発生するため、混ぜるのにものすごく時間がかかってしまいます。それでも、後藤さんは敢えてされています。「わざわざする(しない)のは、何か秘密があるのではないか」と、自分たちなりに理由を考えてみることにしました。


 国産大豆を使用については、「日本人だから日本の大豆の方がおいしいんじゃないか」「やっぱり、外国産のものより日本のものの方がおいしいんじゃないか」「日本の大豆の方がいっぱい水を吸って、おいしい豆乳になっておいしい豆腐になるんじゃないか」と、考えていました。
 子どもたちが一番注目していたのが消泡剤だったのですが、こんなやりとりが見られました。(※消泡剤について補足をしておきますと、ほとんどすべての豆腐店が消泡剤を使っているそうです。特に、使うことによって健康に害があるということではありません。)


ゆず:薬って言われると悪いイメージがある。

りょう:消泡剤を使うと、味がかわるんじゃないかな?

T:味が変わるってどういうこと?

りょう:おいしさが減っちゃう。

C:そうそう!

みお:泡も減るけれど、おいしさも減る。

C:あー、確かに!

さな:(消泡剤が使われていると)食べていいのか食べちゃだめなのか…

T:迷っちゃう?

りょう:「これ、体にいいんですか?」って聞きたい感じになる。

 

子どもたちは、おいしさや安全面のことを考えているようでした。特に、豆腐は毎日食べる人が多いこともあり、お客さんからすると体のことが心配になるのではないかというように捉えていました。
 その日の振り返りで、あんさんは「とうふではきをつけることがたくさんあったので、それがびっくりしました」と書いていました。また、授業後、えいしんくんが「先生、ぼくね、豆腐だけじゃなくて味噌とかも工夫があると思う」と、話しかけてきました。「ただ作っているわけではない」ことに気付き始めた姿が見られました。

次回へ続きます。


 

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